神戸山手大学による㈱光榮 神戸工場見学

平成30828日(火) 株式会社光榮 神戸工場にて神戸山手大学 現代社会学部総合社会学科の「建築材料」という授業を履修している学生を対象とした工場見学が実施されました。


 

今回工場見学を依頼された神戸山手大学では、建築家やインテリアデザイナーを目指す学生さんが勉強をしています。

授業の一環として毎年生コン工場の見学を実施されているそうで、神戸ブロック内の工場が輪番で実施されているのだそうです。

 

13時半より見学がスタート、午前中の授業で生コンクリートの事を勉強してこられた学生の皆さんに、光榮社の工場長が生コンクリートの基礎知識と、生コン工場の設備やシステムについて資料を使って説明されました。

 

座学の後は試験練り体験です。

試験室に移動して、担当は副工場長へバトンタッチ。


 

試験練りを体験するにあたって、マスク・保護用ゴーグル・手袋を装着します。

労働安全衛生法の改定(平成2983日交付、平成3071日施行 労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令(平成29年政令第218号)、労働安全衛生規則の一部を改正する省令(平成29年更生労働省第89号))によって、危険性または有害性のある物質を一定以上取り扱う事業場における化学物質に対してのリスクアセスメントの実施がこれまでの「努力義務」から「義務」となりました。

「リスクアセスメント」とは、職場の潜在的な危険性又は有害性を事前に見つけ出し、これを除去、低減するため手法、すなわち危険を未然に除去・防止する手法のことです。

 

今回の試験練りでは普通ポルランドセメントを使用します。

ポルランドセメントには一定の有害性が認められる為、今回の様なリスクアセスメントが実施されました。

 

今回は2種類の生コンクリートを練って、スランプとスランプフローの測定を実践しました。

生コンクリートを練る前に、材料を一つ一つ見ていきます。

配合計画書と照らし合わせながら、セメント・水・細骨材・粗骨材・混和剤、また骨材に関してはそれぞれについて産地、種類、大きさを丁寧に説明していきます。


 

練り混ぜが始まりました。

各材料を投入してから撹拌する時間が細かく決められており、ストップウォッチを手に時間を正確に測ります。

練上がった生コンクリートを試験係が手際よくスランプコーンに詰めて行きます。


 

次は学生さんが実演しました。

試験士にレクチャーを受けながらぎこちない手付きでスランプコーンを抜きました!

 

続いてスランプフローの試験です。

スランプフロー用にMCONを練ります。

先程の普通コンクリートとは配合が変わります。

丁寧な説明の後は試験士のお手本と学生さんの実演です。


 

最後は見学者全員で生コンクリートの感触を確認しました。

最後は圧縮強度の供試体の破壊試験です。

機械でじわじわと圧力を掛けていき、コンクリートの強度を測定します。

普通コンクリートが破壊された時は亀裂が入る程度でしたが、高強度コンクリートの破壊実験では、強烈な音と共に粉々に粉砕された供試体を見て、学生さんたちはびっくりしていました!


 

試験の後は工場内の骨材置き場やバッチャープラントを見て回り、工場見学は終了しました!

建築を志す学生さんが、生コンクリートの製造に触れる機会はなかなか無いと思います。

建造物の基礎となる生コンクリートの製造が、どれだけ厳密に管理され、製造され、現場へと運ばれていくのかを体感して頂けたと思います。

今回の経験が、学生さんたちの今後の進路に少しでも役立てればと思いました。

© Osaka Kouiki Ready-mixed Concrete Cooperative Association.
PAGE
TOP